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[トレイルコード]

brokentrail

2013年5月31日

トレイルコードとは、伊那のトレイルガイド、トレイルカッターの名取氏が提唱しているマウンテンバイクでトレイルを走る際に心がけておくべきルール的なもの。

全てのトレイルにあてはまるわけではありませんが、是非、心に留めておきたい有意義な内容であります。

1)タイヤをロックさせたり、滑らせるような走り方を控える。

このような走り方は路面に縦溝を作り、路面を壊すだけでなく、雨水による土砂流出のきっかけを作り持続的なトレイル利用を困難にさせます。
一度失われた土砂は二度と戻らないとの考えから、できる限り痕跡を残さないように走ることで長期にわたるトレイルの利用を目指します。

2)トレイルを外れて走らない。

道でないところを走ることでトレイルとの境界が不明瞭になり、無秩序に道幅を広げてしまう。
これは周囲の自然環境へのダメージにつながります。
他者の所有地に必要以上に進入することは控えましょう。

3)全開走行をしない。

技量いっぱいの走り方はどうしてもトレイルへのダメージにつながります。
また、歩行者など他の利用者に対して迷惑をかける要因にもなりえます。
余裕のある走りでこれらを防ぎましょう。

 4)雨天や降雨後などの悪天候時はトレイルを走らない。

雨水がしみ込んだ路面は非常に軟らかく、ぬかるんでいます。
このような時に走ると路面の土を掘り返してしまい、路面の浸食を早めてしまいます。また、冬期の霜や降雪のあとも同様です。

5)専用コースでない以上、MTB以外の利用者が必ずいることを意識する。

山には持ち主がいて、MTBはそこを走らせてもらっているという謙虚な気持ちでトレイルに入ること。
本来の利用目的は地域の方が山には入るための道ということを忘れずに。

6)林産物の採取の禁止
山菜やキノコなどの所有権は土地所有者に帰属する。

地域との良好な関係維持のためにもそれらには手を付けないこと。

 さて、極端な例ですが、ここに載せた画像は心無いオフロードバイクの走行により破壊されてしまった房総のトレイルの姿です。もう二度と元の姿には戻らないでしょう。

マウンテンバイクも同様、不必要なインパクトをトレイルに与えることで、同じような結果を招きかねません。前出のトレイルコードを常に意識し、安全にトレイルを楽しみましょう。

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