2017年7月22日
チューブレスレディータイヤは、ホイールの軽量化、パンクの防止、タイヤ性能の向上、エア圧の保持等、多くのメリットを持っています。
正しくセットアップされたチューブレスレディータイヤは長時間に渡りエア圧を保持しますが、2~3日でエアが漏れてしまう場合は以下のポイントをチェックし、対処して下さい。
① チューブレス未対応パーツによるチューブレス化
そもそもチューブレスレディーに対応していないリムやタイヤでは、正しいチューブレス化は出来ません。チューブレスレディー対応の製品を使用して下さい。
② エアバルブの緩みとエアバルブへのシーラントの固着
エアバルブ自体の固定が緩んでしまうと、リムとの接合部からエア漏れが生じます。また、エアバルブ内に凝固したシーラントが固着するとバルブが正しく閉じず、エア漏れの原因となります。
バルブの増し締め、エアバルブのクリーニングを行いましょう。
③ シーラント不足
数ヶ月でタイヤ内のシーラント液は乾いてしまいます。シーラントがなくなるとパンクを自己修復出来なくなります。
定期的にシーラントの補充を行いましょう。
④ チューブレス用リムテープの破損
エアバルブ用の穴の開け方が悪いとリムテープとエアバルブの接合部の穴が広がり、エア漏れの原因となります。
チューブレス用リムテープと専用エアバルブは説明書をよく読んでセッティングしましょう。
⑤ チューブレスレディータイヤの不良
希にタイヤ自体の不良でエア漏れが発生する場合があります。
トップの画像はその1例、トレッド部に連続したシーラントの漏れ、もしくはサイドウォール部に多数のシーラント漏れがある場合は、販売店に相談し交換を依頼しましょう。
- シーラントが固着したエアバルブ
- シーラントが乾燥してしまったタイヤの内面