2014年8月9日
制動力とコントロール性能に優れる油圧ディスクブレーキにも、いくつかの弱点があります。
そのひとつが、オイルラインにエアが混入しブレーキレバーのタッチがふにゃふにゃになってしまうエア噛みというトラブル。
ブレーキパッドの消耗が進むと、その分ピストンがせり出し、ブレーキレバーのリザーバータンクからキャリパーへブレーキオイルが送り込まれます。
オイルが減ったリザーバータンクには多くの場合エアホールが発生します。
この状態で、逆さま、もしくは横倒しでブレーキレバーを引いてしまうと、リザーバータンクとマスターシリンダーを繋ぐ穴からオイルラインにエアが混入してしまう可能性があります。
輪行や車載をする場合にホイールを外す場合はブレーキパッドの間に必ずパッドスペーサーを入れる様にしましょう。
また、ピストンがかなり出ている様であれば、ブレーキパッドが減っているシグナル。早めにブレーキパッドを交換しましょう。